2015年11月30日月曜日

ケアンズ おすすめツアー② グレートバリアリーフ (Michaelmas Cay & Fitzroy Island)

さて、ケアンズと言ったら、グレートバリアリーフ。

参加した2つのツアーをご紹介します。

1.ミコマスケイ&シュノーケリングツアー(Great Barrier Reef Snorkel and Dive Cruise from Cairns by Luxury Catamaran)


一番有名なグリーン島に行こうと思っていたのですが、予約しようとしていたツアーがもう可能な日程では満杯御礼だということで、その代わりに、真っ白な砂浜が特徴のミコマスケイ(Michaelmas Cay)のツアーに参加しました。

ミコマスケイに着く前に、珊瑚礁がよく見える海のど真ん中でシュノーケリングができます。(ライセンスを持つ人はダイビングも選べます。料金は少し高くなりますが。)

ドボンと船から降りて海の中に潜ると、

生々しい大珊瑚礁と鮮やかな色彩を持つ無数の魚たち。人間の力をあざ笑うかのような迫力。

40分ほど海の中の景色を楽しむと、そのあとは船の中で昼食。

その後、やっとミコマスケイが見えてくる。


白い砂浜の近くに船は駐められないということで、別の小さなボートで砂浜まで移動。


この島の付近でもシュノーケリングを楽しめます。

ケアンズのReef Fleet Terminalから片道2時間半の長い船旅。

船酔いする人には辛いかもしれませんが、頑張る甲斐はあります。
ここの海の透明度と白い砂浜は格段に美しいです。

スタッフに日本人はいませんでしたが、意思疎通しなければならないことはそんなに無いので、英語ができなくてもそんなに心配することはないと思います。


2.フィッツロイ島日帰りツアー(Fitzroy Island Day Trip from Cairns)


ケアンズから約50分で行けるフィッツロイ島に連れて行ってくれるツアー。

ツアーと行っても、ただ連れて行ってくれるだけなので、そこで何をするかは自分たち次第。島での滞在時間は約6時間あります。

わたしたちはカヌーを借りました。一時間20豪ドル。

シュノーケリングの道具は一日15豪ドルで借りられるそうです。



アクティブに動くというよりは、ゆったりとしたリゾート感満載。

大きなホテルも一件ありました。


少し奥のビーチまで行くと、貸し切り状態に。

この島は山もあって、頂上まで登ることができます。
(私たちは暑くて断念。)


このときはたまたま日本人スタッフがいました。

「大学生なの?へぇ。俺は日本の大学や就活なんて意味ないと思ったからすぐに海外に出たけどね。」

と就活を終えた大学4年生に向かって堂々と言っちゃう面白い人でした。(困った私たち、「色んな人生がありますよね」、と無難に返す。それって大学生活や就活を実際にやって初めて言えることだよね、というのが本心。体験していないことを否定する権利を得るにはそれなりの努力が必要だと思う。個人的に。)

まあ、このツアーもそんなにコミュニケーションが必要なことはないので、英語ができなくても問題ないです。

Barefoot Toursは刺激的すぎる。人の少ない綺麗な海で、ゆっくりのんびり過ごしたい」という人におすすめ。近いし、安いし。


どちらのツアーも、申し込みが完了するとバウチャーがメールで送信されてきます。
そのコピーを忘れずに持って行き、当日船のターミナルでチェックインすればOK。


ちなみに、海外のツアーを探すときはtripadvisorのツアーランキング(例えば、ケアンズだったらこれ)の順位×口コミ×値段を見て決めています。(モロッコ旅行もそうだった。)


日本の旅行会社よりも充実していて値段も安いことがほとんどです。

英語が少しでもできたら、この方法をおすすめします。

2015年11月29日日曜日

ケアンズ おすすめツアー➀ Barefoot Tours

お久しぶりです。

24日、無事オーストラリア・ケアンズから帰ってきました。
想像していた以上に楽しかったです。

そして確信しました。
わたしは暖かいところが問答無用で好きであると。

え、フィンランド?


さてさて、参加したツアーがなかなか充実したものだったので、ご紹介します。

まず初めに、一番刺激的で、思い出深いBarefoot Toursから。

100豪ドル(約9000円)でケアンズ郊外の大自然を満喫できます。
こんなバスで周ります。
まず最初の目的地は、Josephine Falls。

ガイド「さあ、みんな水着になって入ろう!」

いきなり顔面蒼白の私たち。

なぜなら、ツアーの説明文を読まず、勝手に山登りのツアーだと思い込んでいたから。

滝の手前がちょうど滑り台になっている。

楽しそうに滑る美女たちと、

それを呆然と眺める日本人たち。
「次はきっと、山登りだよね…。」


そのあとのティータイム。

「あの、山って登りますよね?」

「何いってんだ!あと三か所とも水遊びだぜ!

…水着を忘れたって?下着でも裸でもいいんだぜ!」

って言われてもね。

水着が売ってそうな店に寄ってくれないかと頼んだところ、超小さい地元感満載のお店で降ろしてくれた優しいガイド。

「ほらガールたち、みんなここで待ってるから早く買ってきな!」

急いで店に駆け込む3人。

「あの!水着ありませんか!?」

店番のおばあちゃんたち、いきなり飛び込んできた騒々しいアジア人に驚く。

「み、水着はないねぇ…」

焦るわたしたち。「じゃあ、短パンは!?一番小さいのください!!」

地元の小中学生が着る深緑の体育ジャージが差し出され、日本円にして1500円(こういうものは往々にしてダサさの割に高い)、明らかに小さすぎる体操服をそれぞれ購入。


次の目的地、Millaa Millaa Falls近くの公衆トイレにて、着替える。

MとCが先に着替え終わり、ほかのツアー客にお披露目。

「ハハハ!すごくCoolだ!」と、西欧人の笑い声が聞こえる。

171cmのわたし、おそらく小学校一年生用に作られたジャージに無理やり足を通す。
きつい、小さい、でも入った、良かった、と思いながら、二人のあとを追う。

上はどうしたかと言うと、わたしはナイキの水着に見えなくもない水色のスポーツブラをしていたため、不幸中の幸い。

Mは黒いキャミソールタイプのブラトップ。これもセーフ。

Cは濡れるのが嫌だと言ってブラジャーを外し、黒いキャミソールだけを着用。アウト。

こうして、セクシーな水着をまとう白人美女美男に混ざる、ボクシングのトレーニング中にしか見えない日本人女子三人が出来上がった。

次の目的地、Dinner Falls and The Crater。
滝の億に小さなスペースがあり、果敢に挑むが、
滝の激しい勢いに押し戻される。

しかし、
いつの間にかボクサーから野生児へと変貌を遂げていたわたし。
臆することなく滝をくぐった。(ピンクの矢印の先)

次の目的地、Eacham湖。

滝はないけれど、枝があった。

ということで、


ツアー参加者の暖かい声援のお陰もあって飛び込みに成功。

最後の目的地はこの巨木、Cathedral Fig Tree。

自然のパワーでフル充電。


以上、12時間以上に渡るBarefoot Toursの詳細でした。

水遊びのツアーなのに水着を忘れ、なくなくジャージを着るも、このおかげで一日中笑ってられたので、まあよし。
多分一生忘れない。

同じ体験をしたい!という方は、サイトから申し込むか、tripadvisorからどうぞ。

ガイドが撮ってくれる写真は後日facebookからダウンロードできますが、自分たちのカメラやスマートフォンも防水加工されたケースに入れて持っていくのがおすすめです。





水着とバスタオルも持って行くと良いと思います。

ジャージでも大丈夫です。

2015年11月17日火曜日

ちょっとした野望

以前の記事で論文のテーマについて書きましたが、遂に決めました。

日本語で普通の論文を執筆するのではなく、日本語で書かれたある日記文学の英語翻訳にチャレンジします。
(少年アヤちゃんではないです。)
ちょっとした野望があって、この決断に至りました。

実はブログを始めてから、日本語が読める人だけに読者が限られてしまうことをずっと残念に思っていました。

英語で書けさえすればなぁ…
と考えていたのですが、今まで英文と言えば学術用語を詰め込んだ堅い文体のものしか書いたことがない。(とかカッコつけて言っているが実は、フィンランドでは、提出したレポートは全て赤ペンのチェックだらけで返って来た。つまり、なんてことのないライティングレベル。)

そんな状態で日記なんて、見せられたもんじゃない…。

そこで、日本語で書かれた日記文学の中から一冊選び、恐ろしく稚拙な翻訳を恥を忍んで先生に添削してもらったら(全世界に発信されるよりまし)、
少しでも読みやすい英語が書けるようになるのではないか、という結論に至ったわけです。

仏のような先生からは「Aさんの好きなことをやっていいですよ」とのありがたいお言葉をいただき、

3年生のときに入った政治哲学のゼミを今年9月に(事実上)追放されたばかりのわたしは、涙が出そうになりました。

ちなみに、追放されてしまった理由を簡潔に説明しておくと、

ゼミの先生に帰国連絡をせず、「後期の授業から参加すればいいんだよね!」と思い込み、呑気にメキシコなんかに行ってしまったあと、

後期からの出席表明のメールを教授に送信したら、なんと、

「ゼミ生はもうあなたと一緒に勉強したくないと思っているはずです」

という旨の返信が。

ひゃあ!と、すっかり腰が退けてしまったわたし。まあ、そりゃ忘れてたわたしが悪いよなぁ…。と素直に謝罪したものの許してもらえず、仕方がないので、辞めますと返信したら、

「A、ゼミやめるってよ」

と、どこかで聞いたことのあるような一言が付されたメールが、教授からわたし以外のゼミ生全員に送られていたらしいというオマケ話付き。(先輩から聞いた。)

以上、浅ヨクナイ話でした。
良い大学生のみなさんは、留学後すみやかにゼミの教授に連絡しましょうネ。

そんな情けないわたしを拾ってくれた教授のもとで翻訳作業に入ろうと思ってます。

二度目の追放は何があっても笑い話にできないので、今度の先生には嫌われないように絶対完成させます。
応援よろしくお願いします。

2015年11月16日月曜日

これから

「民間人がテロや紛争に突然巻き込まれ殺害されることがある。」

いまやこれが当たり前の世の中になりつつある。パリでの事件をきっかけに実感が湧いた。


「民間人を攻撃してはならない」というかつての戦争の常識は、現代では通用しないものとなった。

完全に世界が変わった今、これからわたしはどうやって生きていくべきなのだろう。

おそらく変わらず呑気に生活するわけにはいかない。
Facebookのプロフィール画像を国旗に変えるだけで満足してもいけない。

今すぐに大それたことはできない。
けれど、得意なことを最大限に活かして、自分が実現したいと考える一番大きなことに早く取りかからなければならない、と思った。

学生最後の春休みは、広い世界相手ではなく、自分と戦うとここで宣言したばかりだが、
世界情勢を気にせずには行動できない事態になってしまった。

すぐにできること。とにかくまずは、時間を大切に生きようと思う。
いつ、「明日は我が身」となるか、本当に分からない。

2015年11月15日日曜日

パリ・同時多発テロ

日本に留学している、フランス人の友達の友達が今回のテロで亡くなった。

そして、今回の同時多発テロが起こった場所の一つであるコンサート会場「STADE DE FRANCE」は、昨年の秋、ビヨンセのパリ公演を観にわたしがまさに訪れたところである。(そのときの記事はこちら。)


もしわたしの留学が一年遅れていて、この時期同じようにコンサートを観に行ったりしていたら。

日本にもテロの脅威が来る日は近いとしたら。

世界中がいつ危機に晒されるか分からない時代に突入したとしたら。

身近な同年代の若者が無惨に殺されたという紛れも無い事実が、これらの恐怖を想像させずにはいられない。


ご冥福をお祈りします。

2015年11月14日土曜日

突然ブログを更新するようになった理由

一ヶ月に一度のペースで記事を書いていたわたしが、最近毎日書くようになった理由ですが、2つあります。

「卒業前までの半年間、継続して何かをやった」という何かが欲しかったからです。そして自信にしたかった。

というのも、怠慢なわたし、受験以外何かをやり遂げたという経験がありません。

平均ラインを超えたと感じたら、「ここでいいかな」と妥協してやめ、新しいことをし始める、というのを繰り返してきました。

いつも「特技と言えるレベルではない」という程度でやめるので、もう全てが中途半端。
結果、長い年月を経て、自分への自信が喪失。

それがよく表れるのが、「人に見られてる…」と意識したときに出る体の反応です。

例えば、ダンスの振りをお互いに見せ合ったり、先生に見せたりするときは、その1分前までは堂々と踊れていても、「誰かが見ている」と思うだけで筋肉が萎縮、体が全く動かなくなります。「うまくできなかったら恥ずかしい」、という余計な羞恥心が邪魔するんです。

恥ずかしい。自信がない。
これが、間違いなく、ダンスが(もう始めて5年以上経つのに)なかなかうまくならない一番の理由。

そこで、自分が得意だと思うことを継続して、この弱点をどうにか克服しようと思ったわけです。

文章を書くことは幼い頃から得意であると感じていて、今せっかくまた毎日書ける機会を得たのだから、自分次第で自信をつけるよい機会になると思いました。

ブログは緊張で萎縮することはないし、とりあえず自分次第でなんとかなるかなと。


2つ目は、自分が小学生のときの交換日記を読んだら面白かったから。

もしこのまま書き続けていって、もしおばあちゃんになるまで続けられたら、50年前の自分が何を考えていたのか読むのはとても楽しいことなんじゃないかと思いました。


ちなみに、人に直接何かを見せることへの恐怖心克服のために、1月にダンスの発表会に出ることも決意。

こちらはなかなか手強いのですが、しっかり練習して、人様に楽しんでもらえるくらい堂々と踊ることができたら、一歩前へ進めると考えています。

もし進めたら、もう一歩先のステップを、学生最後の春休みに実行します。断言。

学生最後の時期に、世界に挑もう、大きなことを成し遂げよう、と目論んでいる多くの眩しい学生をそばに、わたしは自分の中の泥沼と戦います。小さいけれど、深い泥沼。

そういうわけなので、もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。それでは。

2015年11月12日木曜日

No title No.9

昨夜から文鎮化したNexus7は直らず、よってSNSを携帯することは不可能となった。

facebookはパソコンを使えば見れるけれど、LINEはどうやっても見れない。

SNSデトックス生活の始まりか、と前向きに考えていたとき、ガラケー(通話専用)が鳴った。ダンスの先生からだった。



「発表会メンバーのグループLINE作りたいのでID教えてもらえる?
 …え、今LINE使えないの?
 じゃあ電話はどうやって…?は、ガラケー!?あなた今何歳!?!? 
 とりあえず、新しいの買って、復旧し次第教えて!」



LINEという一つのアプリケーションが日本人の生活、情報、コミュニケーションを管理している時代。

4年前まで、どうやって生活してきたんだっけな。


そんな、スマホを中心に世界が回り始めている現代人へ、
なんとなく壮大なものを彷彿とさせる曲をご紹介。


[Björk - Joga]
テロに遭遇した彼女自身の経験からできた曲らしい。


[Jason Derulo - Whatcha Say]
実は、「浮気しちゃったけど許してくれ!」と彼女に懇願している曲なので、あえて歌詞だけの動画にしました。
Whatcha Say(Single)

JASON DERULO(Album)


[Oh Land - Audition Day]
         ポポポンポン♪が印象的。
Audition Day (Single)


Fauna (Album)



2015年11月11日水曜日

No title No.8

オランダのルッテ首相が今(10、11日)、来日していることをご存知でしょうか。

2日間という短期日程にも関わらず、本日わたしの通う大学で直々に講演を行うということで、おなじみ友人Mと聴きに行ってきた。

ホールは想像していたよりも小さく、首相までの距離もわずか10mほどだったと思う。

なんと、最後には首相への質問タイムもあり、エジプト人の留学生が真っ先に手を挙げて質問権を獲得。
オランダに留学していたわたしの友人も手を挙げていたが、指されなかった。
質問できたのは二人のみ。チャンスはいつでも一瞬。

「安倍総理を見るより先にオランダの首相に会っちゃったね。質問してみたかったね。」
と会場をあとにしながらMと話していると、高校時代から就活期までの約4年半、(あくまで友人として)仲良くしていたY君を見かけた。

なぜ就活期までなのかと言われれば、わたしにも分からない。

留学中もときどき連絡を取っていた仲だったのに、就活期終盤から連絡してもろくに返事が来なくなった。

理由として大きいのは、ずばりY君に彼女ができたことだと思う。

女子の意見を彼に伝えるという役割をそれまでわたしが担っていたけれども、その役割を彼女に移行すればよくなったので、特に話す必要がなくなったと判断されたのかもしれない。

切られた縁の端を見た気がして寂しくなったけれど、
本命の彼女がいるにも関わらず、ほかの女とつるむ男の気持ちとして考えられる理由を推測すると、
  • その人を「対象となる」女だと思えない
  • 一時的な浮気心
の以上二点(これは男性の場合も言えると思う)だろう、という結論になり、

それもそれで癪だなぁ、
性別の価値を重視するなら、この状態のほうが良いのかもしれないなぁ、と考えて、話しかけないでおいた。

そのあとは、ドリンク一杯が無料で飲めて、Wi-Fiと電源も完備されている、学生にはこの上なくありがたい「知るカフェ」(大学生限定)にて、来週に迫ったオーストラリア旅行の計画をMと一緒に練った。
水漏れ注意報が発令されていた、心のちょっとした亀裂が修復された。

と思ったら一日の終わりに留学前から愛用していたタブレット(スマホ代わり)が自然に壊れた。LINEができなくなった。

そんな今日の一曲を選ぶとすればこれ。

Doesn't Really Matter - Janet Jackson (2000)
ほとんどのことは大したことじゃない。気にする必要なんてない。


The Best(アルバム)

そういえば、Janetが今月来日するらしい。14年ぶりに。