2016年3月26日土曜日

NYブロードウェイ・ミュージカル格安チケット:Online Lottery

お久しぶりです。

ノースカロライナ州での滞在のあと、一人ニューヨークでどんな生活をしていたかと言うと、

主に昼間は古着屋巡り、夜はミュージカル鑑賞と、好きなことに好きなだけ時間を注ぐことのできる至福の時を2週間弱過ごしておりました。

ミュージカルは、初めに観たKinky Bootsに魅了され、滞在中合計で6本鑑賞。


普通にチケットを買うと1枚100ドルはくだらないのですが、今回6本観て合計で204ドル(2万円ちょっと)しかかかっていません。

しかもほとんどは前から5列目以内の席。

内訳はこちら:

  • Kinky Boots  37ドル
  • Fun Home  35ドル
  • CHICAGO  37ドル
  • On Your Feet!  40ドル
  • The Phanton of The Opera(オペラ座の怪人)  28ドル
  • Jersey Boys  27ドル

どうしてこの値段で観られたのか。その秘密はOnline Lottery(インターネット経由での抽選)にあります。

今回わたしが観た6本のうち5本のチケットは、これで獲得しました。

CHICAGOだけは、劇場のオフィス前にオープン1時間半前から並んでゲットしました(これをGeneral Rushチケットといいます)。
寒くて死ぬかと思いました。

WickedやAladdinなどの大人気ミュージカルは、開演直前に名前を書きに行ってやっと抽選に参加できるのですが、倍率も高く無駄足になることが多いのが事実。
まあ名物だから一度は参加しといてもいいか、くらいに思っておいたほうがいいレベルです。

「なんでもいいからとにかく安く良い席でミュージカルを観たい!」
というそこそこワガママな人におすすめしたいのが、Online Lottery。

寒空の下待つ必要もないし、スマホでコスト0で抽選に参加できるので、時間の無駄にもなりません。

しかも、格安チケット売り場として有名なTKTSよりもお得なことが多いです。

参加する方法は、観たいミュージカルの抽選ページにアクセスし(ミュージカルごとに〆切時間は異なる)、名前、連絡先、ほしいチケット枚数(2枚まで)を記入するだけ。

大体開演3時間前に、抽選の結果がメールかSMSで送られてきます。

もし当たっていたら、「YES」と返信して開演30分前までにはチケットを取りに行きましょう。

このOnline Lotteryの良いところは、返信しなければほかの人に自動的にチケットが流れる仕組みになっているので、複数応募して複数当たったとしても何も問題ないことです。

以下に各ミュージカルの抽選ページのリンクを貼っておくので、ニューヨークに滞在している方はぜひ応募してみてくださいね。

  • Hamilton (毎回7amより受付開始 / 1枚10ドル)

どれも破格値ですね。

ちなみにFun HomeのOnline Lotteryは「TODAY TIX」というアプリで行われるのでまずはダウンロードしてください。

そういえば、
Fun Homeの抽選は、「落ちました」というメールが来たあとに、
開演1時間前になって「今から来れたりする?」という、まるで飲み会の誘いのノリで劇場スタッフから電話が来て当選しました。

旅行中でも、アメリカでは使える電話番号を持っておくといいことがあるかもしれません。


ちなみに6本観た中で、わたしはKinky Bootsが一番好きでした。これぞNY!という派手さがたまりません。
抽選も2回応募してどちらも当選したので当たる確率も高いかと思われます。

Good luck!!

2016年2月12日金曜日

Day 5: The people @Wilmington NC (JP)

Feb 11

思いがけずたくさんの人に話しかけられた日だった。

「私、日本が大好きなの!数年前京都に行って、感動しちゃった!」
と言ってくれたおばあちゃん。日本人と結婚した親戚がいるらしい。

「あなたのトレーニングパンツ素敵ね!」
と言ってくれたおばさん。これ、GUで買ったんです。

「同じレッスン受けてたよね」
と(おそらく)言ってくれたおじいちゃん。あまり聞き取れなくてごめんなさい。


それに今日は、Jessと一緒によく面倒を見てくれるスタッフ、Macyが送り迎えを担当してくれた。ボブカットの似合うブロンド美人。25歳。昨年イケメン彼氏と婚約。幸せオーラがすごい。

「そのジャケット可愛いね!ねぇ、サンディー(別のスタッフ)、そう思わない?」「あなたの髪型とても素敵!」「そういう服のスタイル見たことない!好き!」

もう目に付いたものなんでも褒めてくれる。心体共に余裕があると違うよねやっぱり。

ちなみに髪型の褒め言葉は「Lookin' so sophisticated!!」。わたしの貧相な褒め言葉ボキャブラリーにめでたく一単語追加。

帰りは彼女がビーチに連れて行ってくれた。


ランチも一緒にどう?と提案してくれたので、近くのメキシカンレストランへ。これからメキシコ行くけどそんなの関係ない。


食事中、よくそんなに思いつくな、と思ってしまうくらい次々と質問を投げかけてくる。辛抱強くわたしの拙い英語を理解しようとしてくれる姿勢に感動。

なにより、わたしや日本に興味を持ってくれるのが嬉しい。
前の記事で「無関心は暴力」って書いたけど、それを裏返すと「関心は愛」になるのかな。時に下心かもしれないけど。それでも真だと思う。

今日も4時に起きてしまったので帰宅後寝ていたら、Katieが「お土産あるよ〜」と起こしてくれた。


お寿司だった。愛。

2016年2月11日木曜日

Day 4: Wilmington NC (JP)

Feb 10

ウィルミントン生活折り返し日。

朝8時半から12時まで、計3本のヨガレッスンを受ける。

その後ショッピングセンターまで車で送ってもらい、日本ではまだ未公開の映画「Pride and Prejudice and Zombies」を鑑賞。(邦訳は「高慢と偏見とゾンビ」になるらしい。)


チケットは9ドル。広い部屋に5人しかいなかった。
悪天候のグアムで映画を観たときは貸切状態だったし、よく採算とれるな、と思う。日本人の感覚?

SONY製作のこの映画、画質は最高。あっぱれ。

ただ中身は…。イギリスの小説家ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の設定に一応は沿っているものの、グロさに加えどこかコメディ調に仕上がっており、5人しかいない部屋でも爆笑の渦に包まれながらエンディングを迎えることとなった。

帰りはスターバックスのWi-Fiで接続を確保し、初めてUberを使ってみた。歩こうか迷ったけど、寒いし、歩いているのが奇妙に思えるくらいの車社会の風景なので諦めた。
しかしなぜか運転手に見つけてもらえず、電話するはめに。電話必須。2キロで4.5ドル。
Uber、これから日本でもメジャーになっていくのかな。


時差ボケのせいで朝4時に起きたので、猛烈な睡魔が襲ってくる。帰宅後ぐうぐう寝ていたら、ホストのKathieが食事の形跡がないわたしを心配してピザをとってくれた。飲み物はさすがのコーラ。

御歳66歳、ノースカロライナ生まれ&育ちのAirbnbホスト、Kathieとの会話と楽しむ。
ヨガのプログラムがキャンセルになったことを哀れに思ってくれているのか、可愛がってくれる。

彼女が自分の娘に「エリカはとてもスウィートよ!」と電話で報告しているのをたまたま耳にして嬉しかった。

家では寝てるかテレビを見るかパソコンをいじってしかいないけど、きっとどこかがスウィートに思えたのだろう。どこだろう。

2016年2月10日水曜日

Day 3: Black & White / @Wilmington NC (JP/EN)

Feb 9

ここの街に来てから、黒人を一人も見ていない。

ヨガスタジオでアジア系アメリカ人を2人見たのが奇跡だと思えるくらい、白人比率が圧倒的に高い。

I have seen 2 Asian Americans at the yoga center so far, but almost all people I have ever seen here are white. No blacks.


頼れるスタッフJessに何気なく聞いてみると、

「ノースカロライナ州自体の白人と黒人の割合は半々なんだけど…。確かに、この街は白人が多いね。わたしは大学生までニュージャージー(ニューヨーク州の真下)に住んでて、いろんな人種の友達がいたけど、ここは全然違う。」

I asked Jess, who is one of the stuffs taking care of me. She answered,

'Well, the black population percentage of North Carolina must be fifty... But it's true, you can find more white people here in Wilmington. I lived in New Jersey when I was a college student and I could find various races there. So different.'


簡単に調べてみると、ノースカロライナは長い間奴隷制が根付いていた州で、

南北戦争が終わっても白人政治家が黒人の選挙権を操作し、アフリカ系アメリカ人が市民としての権利を完全に獲得するまで60年以上を要したとか。Wikipedia情報だから帰国したらちゃんと調べてみよう。

Kathieによると、ウィルミントンは特にひどい黒人迫害が行われていたらしい。

半分いるはずの黒人住民はどこかまとまって住んでいるのかな。


白人ばかりの街。色んな場所を旅したけど、この状況は初めて。

ヨガスタジオに来ている人たちは、突如現れた明らかに異人種のわたしをどう思うんだろう。

もしくは何も思わないのか。

ここで気づいたことではないけど、無関心って最大の暴力だと思う。確かマザー・テレサもそんなことを言ってた。備忘録。

I'm just wondering about how the local people coming to the yoga studio think about me, who is obviously alien to them.

Or they might not think anything.

This is not what I found now, but I guess indifference is the worst violence ever. Just a memorandum.


最近、黒人の人権をテーマにした映画を観たのでついでにご紹介。

1. それでも 夜は明ける

2. ドリームガールズ

3. ヘアスプレー

これは以前の記事でもご紹介しました。


どれも勉強になるので興味のある方はぜひ。


そういえばこの話題に関しては、ついこの前スーパーボールでも披露されたビヨンセの新曲「Formation」のミュージックビデオも話題になりましたね。


Check them out!

2016年2月9日火曜日

Day 2: 日本のgender equality / @Wilmington NC (JP/EN)

Feb 8

夜遅くに就寝したのにも関わらず、時差ボケのせいか6時半過ぎに起床。

I woke up before 7am though I went to bed late at night yesterday. I guess it's just because of jet lag.


午後3時30分から1時間のレッスンを3コマ受ける。

瞑想時間が多く、激しく動かないので疲れない。ただ時差ボケで眠い。

I had three 1-hour lessons from 3:30pm. As we had a lot of meditation time during the lessons, I didn't get tired. But so sleepy I was.


Wilmington Yoga Centerはヨガスタジオとしてはかなり大きいけれども、日本のと比べて雰囲気に大きな違いはない。
周りに長居できそうなカフェなどもないので、よほどの日本オタクがいない限り友達ができることはなさそう。

ただ、わたしが申し込んでいたティーチャープログラムが取り消しになった例は今回以外にはなく、スタッフも車のないわたしの送り迎えもしてくれるくらい親切なので、英語の勉強も兼ねてヨガの資格を取りたい人は考慮してもいいかも。

Although Wilmington Yoga Center is a bigger studio than Japanese ones, I don't feel so much difference regarding atmosphere between them. Besides, I cannot find any cafe which I can stay for a long time around here. Unfortunately, it is unlikely to find a potential person to be my friend unless there is any Japan geek.

They haven't canceled 'Teacher Program'(which I intended to attend) but this time and the staffs are kind enough to drive me the studio and home. So if you want to get RYT 200 and improve some English skills, it's worth considering.


わたしが日本で通っていたヨガスタジオは、女性しか入会できなかった。

一方ここのスタジオは男女OK。本日受けたクラスの先生3人のうち2人は男性だった。


男性が、ヨガのインストラクターを職業として生計を立てること。

カジュアルレストランにて、20代後半(推定)の男性ウェイターが左手の薬指に指輪をしているのを見て、Mと「結婚したいと思う男性の職業」についてフランクに話し合ったことを思い出す。

総合職につく女性が増えるということは、今まで女性が担っていた職業、例えばサービス業などに男性がつく可能性が高くなるということ。

それなのに、男性には自分より多く稼いでほしい、という多くの女性の理想は変わらない。

逆に、日本において女性の昇進がなかなか上手くいかないのは、男性の伝統的な理想を反映している結果だろうと思う。

つまり、現状ではお互い様。




ヨガの先生の男性率だけを見ても、男女平等の受容度に大きな違いを感じる。

その状況を目の当たりにしたわたしはどうか?
結婚する男性にはやっぱり総合職についていてほしい。

日本で「男女平等」を実現することは果たして可能?

少なくとも、今の自分には難しいことは分かる。

Day 1: Tokyo-->Wilmington NC (JP/EN)

Feb 7 9:15pm

とりあえず最初の目的地、ノースカロライナ州ウィルミントンに無事到着。

東京からアトランタまで12時間、アトランタで4時間のトランジット、アトランタからウィルミントンまで1時間15分。

家から空港までの時間を含めたら、1日丸々移動に費やしたことになる。

Anyways I arrived safely at Wilmington NC, the first destination of this trip. It took 12 hours from Tokyo to Atlanta, 4 hours for layover and 1 hour 15 min from Atlanta to Wilmington. It means, I spent almost a whole day for moving, including the hours to move to the airports. Unbelievable.



アトランタでの待ち時間で日本で購入したアメリカ用のSIMカード「Ready SIM」の設定に奮闘。
SIMフリー端末にReady SIMを挿入し、7850宛にショートメールを送ると、電話番号が送られてくる。

これで米国内で電話がかけ放題・SMSし放題。ボスキャリに参加する人は使えると思う。

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今回アメリカに滞在するのは3週間なので、21日間有効のSIMカードを購入。


しかしインターネットの設定が少し複雑。且つ、成功しても低速の電波しか拾わず、あまり使えないのが難点。

ただ、電話がいつでもできるという安心感は確かにある。


そして初めてのAirbnb。ホストは強気だけど可愛らしいおばあちゃんKathie。

部屋はとても快適。

しかし部屋が綺麗すぎて、どこにゴミを捨てて良いのか、シャワーの水滴はふき取らなくて良いのか、とか、細かいことに色々焦る。

やっぱり少しは生活感があるほうが好き。これが多分、自分の部屋が汚くなる理由。

ちなみに今回、アメリカでの宿泊は全てAirbnb。うまくいくといいけど。

And this is my first time to use Airbnb. The host is Kathie, who looks lovely but strong-minded. The room is nicer than I expected. But it is a little bit too clean for me, which makes me feel disturbed actually. I don't know exactly where to throw garbage away and what I should do after taking a shower at this place. To be honest, I like more 'lived-in' rooms. This is the very reason why my room gets messy so fast though.
This time, by the way, places where I stay in States are all Airbnb. Hope it goes well.


速い英語に囲まれて頭がくらくらした。けど、翻訳していたおかげか少し話しやすくなった気がする。

Surrounded with fast American English, I felt dizzy. Thanks to the work to translate a Japanese literary writing into English, however, I feel like it gets easier for me to speak English.

2016年2月7日日曜日

ご報告

みなさま、お久しぶりです。

最後の記事を投稿してから早くも一ヶ月が経過してしまいました。

何をしていたのか、そして今後の予定を簡潔にお知らせします。





まず、この記事でお知らせした1月11日に行われたダンスの発表会について。

年下のメンバーからの圧力に何度も屈しかけ、
「なんでわたしは発表会なんかに出ようとしてしまったのか?」とか、
「とにかく早く終わってほしい」とか、
常にネガティブスパイラルな精神状態でした。

が、一人で黙々と練習していたこともあり、本番では大したミスをせず、
招待した母、M、仲の良い高校の先輩の3人から、

「エリカってあんなに機敏に動けたんだね」

と口を揃えて言ってもらえたので満足です。

とりあえずやりきった。




先日、マイペースに進めていたプチ卒論的な日本文学作品の英語翻訳を教授に提出しました。

まとめてみるとA4 15枚になり、意外と分量こなしていたんだなと自己満足。

ちなみに、訳していた本は、高野悦子著「二十歳の原点」でした。

普通の大学生の日記なのですが、読んでいてなぜか「面白い」と感じさせる不思議な魅力を備えた本。

これである程度はリズミカルな英語に訳せるようになったはず。

気に入ったところしか訳してないけれど、とりあえずこれもやりきった。




1月末に学生最後の定期試験を終えました。

卒業できる単位数が来たらやりきった。と言える。




はい、最後のご報告です。一番重要。

この記事でもお伝えした通り、この春休みにアメリカとメキシコに行きます。

アメリカには、ヨガのインストラクターの資格を取りに田舎町に3週間滞在する予定だったのですが、


なんと、



出発5日前の2月2日に、



「集まった人数が3人しかいなくてプログラム開けない!」



との連絡(電話)が。



アリエナイダロウ!!

Why American people!?!?


ジェイソン風の心の叫びは届く気配はなく。
(もう航空券の払い戻しもきかなかった。)

せっかく割高の航空券を購入したのでとりあえずその田舎町に一週間滞在しヨガ三昧の日々を送り、

あとの2週間はニューヨークに行くことにしました。

見所がたくさんあって、車で移動しなくて済むアメリカの都市はそれくらいしかなかったからです。

それからまたその田舎町に一旦戻ってから(航空券の都合上)、メキシコに一週間滞在予定。

貴重なお金と時間を無駄に遣わなければいけないプランに変更せざるをえず、

卒業旅行(一応)なのに気分の上がらないまま、とうとう出発日を迎えてしまいました。

色んな場所を旅してきたのに、こんなに不安なのは初めてです。


そんな波乱万丈の匂いがプンプンする旅行記が明日から始まります。

気になる方はぜひぜひご覧ください。
ていうか応援してください。


それでは。