2015年1月31日土曜日

MINNA PARIKKA

Twitterを何気なく見ていたら、フィンランド発の「MINNA PARIKKA」(フィンランド語っぽく読むと「ミンナ パリッカ」。そのままローマ字読み。)が日本に本格上陸することが決まった、という記事を紹介するツイートを見つけました。

発信地のヘルシンキにいるにも関わらず、この靴のブランドを知らなかったわたし。
即お店に行くことを決めました。

行ってみたら、「ああ、ここの店か」とすぐ分かりました。

前から気になっていたのですが、ウィンドウにある靴が結構派手な色で、多分履けないな〜、と思っていたのと、
いつも中にあまり人がいなくて入りづらかったので(小心者)、今までチェックせずにいました。

でも今日は運良く中に4人くらいいたし、何よりこのお店が目的で家を飛び出したので、そのまま勢い良く入ってみました。


中に入ると、セール中でした(〜70%OFF)。


で、買ってしまった。

購入したのはこれ。もちろんセール品(しか手が届かないよ学生だもん)。
写真だと分かりにくいけど上の部分はネイビーです。


なんたって魅力はかかとの部分。
ほんのり黄色とオレンジに色づいているスケルトンソール。


履いたときに足がこんなに良い形に見えた靴は初めてだったし、

何よりサイズがあったから買いました。

だって日本で25cmのこんな可愛い形のパンプス買おうとしたって、見つけることすら不可能。

身長が高くても服は太らなければ着れるものも多いけど、
靴だけは本当にサイズを見つけるのが難しい。

このお店では42(26cm)まで品揃えがありました。もう買うしかないと思いました。

おそらく足が大きめの日本人女性は例外なく「可愛くて素敵な靴を履く」という類の夢を一つは抱いていると思います。

それは良いとして、こんなに実用的でなさそうで高価な靴を買ったのも初めてです。
この靴が合うのは、日本だったら東京かパーティーくらいだな。

ま、でも全然後悔してません。
これがどこか素敵な場所へ連れてってくれると信じてます。

ちなみに袋の中に入っていたパンフレットの表紙はこれ。


春の最新モデルは寿司が主役となっているようです。

でも「Sushi」ではなくて「Fresh & Raw」がモチーフ名になってます。

もはや寿司は食だけの域に留まらずファッションにもグローバルに進出しているんですね。


寿司シリーズは別として、
お店を実際に見た感じ、今回買ったパンプスみたいに「うわ、可愛いな」と思えるものもかなりあったので、3月に日本上陸してから拡大していってくれることを願っています。

Fashionsnap.comさんのこちらの記事にもっと詳しいことが載っているので、興味のある方はぜひご覧ください。

それではもいもい。

*MINNA PARIKKA ヘルシンキ店
Aleksanterinkatu 36, 00100 Helsinki Finland

2015年1月29日木曜日

日本を出て5か月。

今月の18日で出国してから5か月が経ちました。

中央駅前のスケートリンク


前に一度、フィンランドには日本語を喋れるフィンランド人がたくさんいると書きましたが、

その中には 特に日本人女子が 注意すべき種類の人間が多いことが分かりました。

まあ、男性ですね。

特に、日本のアニメやマンガやゲームにそこまで入れ込んでいない(オタクでない)、日本語を話せるフィンランド人男子学生が危険。

25歳を超えていて、見た目も悪くないのに、ずっと彼女がいない、と言っていたらもっと危険。
これはどこの国でも同じか。


フィンランド人はよくシャイだと言われますが、

彼らは「日本人の女の子にならモテる」と自信を持っている場合が多いので非常にやっかいです。(多分、フィンランド人の女の子にはそんなにモテないんだろうな。)


実際に見聞きした具体的なケースを紹介しますと、

ケース1. パーティーでお酒が入ると日本人女子ばかりにボディタッチしてくる。
日本人は断わることが苦手なのを知っているのか、なんなのか。

まあ日本でもいるけど、なんで机の下とか見えないところで太もも触ってくるのかな。姑息だし、好きな人でもないのに触られるのは不愉快極まりない。ただ迷惑。気持ち悪い。でも上手く逃げられないのが日本人女子。みんな、頑張ろう。戦おう。


ケース2. 二股(日本人×2)。


ケース3. 「あいつ(日本人女子留学生)は99%俺のことが好きだ」と言い張る。数日後、「あいつ」は別の人と付き合い始めていたことが判明。つまり勝手な勘違いだった。


ケース4. 夜、自分のアパートに来ないかと何度も誘う。「申し訳ないが友達以上の気がないので、部屋に二人きりになるのは嫌だ」と伝えると、「こちらも付き合いたいとか思ってない。ただ楽しい時間を過ごしたかっただけ。フィンランドではキスとかそれ以上の体の関係とかそんなに問題じゃない」と開き直り、自分を擁護。


ケース5. 自分から告白しても、相手が自分の思い通りにならなかったら、数日後に「やっぱり生理的に無理だったわ。まあ仕方ない。人間の感情だもん。」とか言えちゃう。どんな日本語も判別せずに使うから怖い。ネイティブスピーカーのわたしたちにとって、まさに言葉が刃物のように突き刺さってくる。しかも基本的に謝らない。自分に自信があるから。
後日、悩み果てた日本人女子から直接意見を言いたいと伝えると、自分のプライドをへし折られることを恐れたのか「今さらもう遅い。会うとか意味ない。LINEでいいじゃん。余計な迷惑。会うこと強要する君って悪魔にしか思えない。」と無理やり自分を正当化。悪魔とかいうワード使っちゃうあたりは外人。

このケースは最初から最後まで相談に乗ってて、実際にLINEのやりとりを見せてもらったけど、まあよくここまで自分中心に考えられるなぁと感心してしまった。


まあどこの国にもこういうどうしようもないタイプの人はいるとは思いますが、
「日本語が喋れるフィンランド人男性」という非常に限られた範囲の中で、これだけのケースが短期間に出てくるってやっぱりおかしい。

漫画に出てくるような、従順な大和撫子像を求めているのかなんなのかは定かではないですが、可能性としてはあるでしょうかね。

日本だとこういう人とは意識的に関わらないようにできるし、
すぐ女の子に手を出してくる国として有名なアメリカなどに留学していたら事前に気をつけられるけど、

フィンランド人って、静かで、日本人と同じように恥ずかしがり屋の民族で有名だから、事前に心得て行くことはなかなか難しいかなと思います。

だからこその警告。
フィンランドに留学する女子学生は、この日本語話せるコミュニティーと接するときには特に気をつけてほしい。
自然とこの種の人間と関わりやすい環境に身が置かれてしまうので。

まあもちろんこういう人ばかりではないので、警戒しすぎるのも良くないですが、注意するのに越したことはないです。


ちなみにケースで紹介した人たちはみんな25歳を超えています。びっくりですね。

フィンランドは学費が無料なので、みんな学士、修士課程を合わせて最低7年くらいかけてゆっくりと終わらせます。

ここに学生時代を長く享受するリスクを感じました。

学生の間って、なんだかんだ子供でいることが許されてしまうから。

というのも、学生時代の勉強って自分のための仕事だから、自分のことしか考えないで生きていくことができる。

日本では多くの学生がアルバイトをして「人のために働く」ということをある程度早くから経験しているし、
また、ほとんどの場合親の協力がなければ何もできないので、
いつも自分中心に考えて生きていくというのは少し難しいですが、

特にここフィンランドでは授業料が無料なことに加え、さらに政府が月5万円以上のお小遣いをくれる。

つまり、言ってしまえば、個人的に誰の力を借りずとも学生の間は自分の満足度を最大化することに専念できてしまうわけです。

強いて言えば、政府の力を借りているけれど、あくまでシステムの一部であって「当たり前」のもの。

でも人間らしく生きるのに必要な倫理観とか道徳って、人と密接に関わることでしか得られないものだから、

社会人になるって、それを身につける最も良い方法なんじゃないかな、と。

会社で働けば、人と関わらざるを得ない。

ここにわたしは社会人として働く意味を見出して、

日本人は卒業前に就活を始めて、卒業後すぐに働くけれど、それも悪くないのかなと思いました。

だって、自分のことしか考えないままずっと学生のままでいて、そのまま「いい歳」になったら、
社会に求められる大人としてのモラルが伴わない、自衛用のナイフのような人間になってしまう可能性があるから。

「大人」の年齢になっても、自分を守るために言葉や態度を選ばない(選べない?)って本当に恐ろしいことです。

ご紹介した最後のケースのように、直接会って伝える言葉と、スマホからのテキストメッセージで送信する言葉の重みの違いが分からないのも、いかに他者と向き合ってこなかったかを示す証拠。

フィンランドの手厚い福祉政策にも欠点があるんだな、と思うのと同時に、
卒業後「働く」ということに意欲的になれました。よかった。


けれども、

最後に付け加えると、このような一部の人のせいで、今わたしのフィンランドに対するイメージがすこぶる悪くなっております。

逆に、イタリアでは、知り合ったイタリア人に親切にしてもらった印象が強く、イメージがとても良いです。

言いたいのは、

外国人は、そのとき出会った限られた人間でその国の全体のイメージを決めるということ。

つまり、来てくれた外国人に親切にしたり仲良くなるほど、「ここの国って良い国だな。また来たいな。」と思ってもらえるということですね。逆もしかり。

でもせっかくの留学先だし、フィンランドのイメージを挽回できたらいいな…。

それではここらへんで。

*ブログを始めてからのページビュー履歴が10000を超えました。ありがとうございます!これからもよろしくお願いします。

2015年1月21日水曜日

ファッション観

そんな大そうなことを語る気はないのですが、

買い物のトピックについて書いたので、日頃ファッションについて思っていることを書きたいと思い立ちました。

今回の旅のお供をしてくれていた友達(日本人/女子/同じくフィンランド留学中)が、MANGOのお店に入ってたった数分後にお店の椅子に座って休んでいるのを見て、

待たせてしまって申し訳ないと思いつつ、人の趣味ってこんなに違うものなんだなぁと実感しました。


でも個人的に「わたしはこういう服装が好き」とか、「こういう色がわたしには似合う」とか、

自分で自分らしさを表せる趣味を理解していることは非常に大切だと思っていて、

時々、「とりあえず流行っている物を買ってみたんだろうな」と思われるファッションを身にまとっている人を見ると、「うーん、それってどうなんだろう」と思ってしまいます。

逆に、例えばダンスの先生には自分のスタイルを確立している人が多いな、と感じるのですが、本当にかっこいい。
その証拠に、ダサくなりがちな練習着も自分らしく着こなし、多くの生徒から真似されている。

トレンドを取り入れることはお洒落さんの必須事項かもしれませんが、

それより何より、自分に合うものや個性を引き出せるものを優先して着るべきなんじゃないかな、とわたしは思っています。

というのも、現代において何でもそうですが、あまりにも選択肢が多すぎる。

ので、自分らしいものが分かっていなければ、無数にあるお店の中から服を選び出すのもいちいち大変だし、

「みんな着ているものでいっか」と妥協して、流行りのものを自分の中で基準にしてしまうと、

ファッショントレンドなんて季節や年ごとにころころ変わっていくものだから、追っかけるのに疲れてしまう。


とても仲の良い友達で、はっきりと自分の個性を理解しているファッションができる子がいて、いつも似合ってるなぁと思っていたところ、

自分に自信がいまいち持てないから着飾ってるんだと最近報告を受けたのですが、

わたしは彼女が「着飾っている」と思っていた状態が、彼女の個性に本当にマッチしているものだと思っていたので、そこは自信を持つべきだと伝えました。


あとは年をとるにつれて自分が変化していくことは想像に難くないと思うのですが、
似合うものも年齢によって変わっていくのも忘れずに認識することが大事かなと。個人的に。

二十歳を超えてもまだ高校生の制服が似合う人もいるけど、わたしにはもう似合わないと分かってるので、

制服ディズニーはわたしにはできません。ゼミのみんなごめんね。(笑)


自分で似合うかどうかなんて判断できないという人は、自分をよく知る人に買い物に付き合ってもらうのがおすすめです。

「自分らしさ」を知って、自分の個性を体現するファッションをすることで、違和感もすっきりするし、

何よりモノが溢れかえる現代社会で選択肢を狭めることができるので、大幅に生きやすくなるだろうと思います。

わたしは一流のファッショニスタでもモデルでもないですが、

これだけ言っておいて個性を完全に理解しているわけではないですが、

これからも諦めずに自分らしい格好を追究しながら生きていきたいと思っています。

恥ずかしいのでここらへんで。

ではでは。

2015年1月20日火曜日

バルセロナレポ2 ショッピング@MANGO Outlet

わたしのお気に入りのSPAブランドの中の一つ、MANGO。1984年にここバルセロナでオープンしたそうです。

ちなみにスペインはファストファッションの発信国で、MANGO、ZARA、その姉妹ブランドのStradivarius、Bershka、そしてPull&Bearなんかもスペイン生まれです。

MANGOは日本には7店舗しかありません(H&Mは現在47店舗)が、

わたしは一度オンラインショッピングサイトで商品を購入してからお気に入りのブランドとなりました。

ということで、私にとって今回のバルセロナ訪問の大きな目的の一つは、MANGOのアウトレットショップに行くことでした。

昨年2月にマドリッドを訪れた際、偶然発見し、ほとんどの商品が定価の80%OFFで売られていて大満足だったので、
「またスペインに行けたら絶対行こう!」と心に決めていたのでした。

マドリッド店は、一階は普通の店舗で二階がアウトレットでした

バルセロナのショッピング街と言えば、アシャンプラ地区や旧市街が有名ですが、

MANGOアウトレット店はそのファッション中心地からは少し離れたところにあります。


ジャケットとセットアップスーツを購入しました。

でも2月に行ったマドリッド店のほうがお手頃だった印象。

ちなみにこの周りに、アウトレットのお店がかなり集まっていたので、買い物をしようと思ったらまず最初に行くと良いと思います。

向かい側にもアウトレットが数店舗。

上の写真のnice thingsもスペイン発祥のブランドです。

定価で買うと(学生にとっては)高価なブランドなので、かなりおすすめです。

ふわっとしたデザイン、自然な色合いの服が多かった印象。日本人にも合いそう。

こういう雰囲気の服は普段選ばないようにしているのですが、たまたま気に入ったコートがあったので購入しました。

バルセロナでショッピングをする際はぜひ足を運んでみてくださいね。

ちなみにMANGO outletのオンラインショップも探してみたらありました。びっくり。
ただ日本には発送してくれないみたいです…。アメリカやヨーロッパに住んでいる方はぜひ。

*住所
MANGO outlet バルセロナ店
Carrer de Girona, 37, 08010 Barcelona

nice things outlet バルセロナ店
Carrer de Girona, 38, 08010 Barcelona

2015年1月19日月曜日

バルセロナレポ1 おすすめレストラン&カフェ

1月15~17日の3日間、バルセロナを観光してきました。

目的は冬のセールとサグラダファミリアだったのですが、

先月イタリアでクリスマスシーズンを過ごした際に知り合った、現在バルセロナに住む友人キアラがおすすめのカフェとレストランを教えくれたので、紹介させてください。

1. Cup & Cake




名前からも分かる通り、ケーキやタルトが有名とのこと。

キアラはテスト期間が終わるたびに、仲の良い友達とここに来てお祝いするらしい。

ランチはもちろん、朝9時半から開店しているので、朝ご飯目的でもOK。

わたしたちは開店と同時に、朝ご飯を食べに行きました。

わたしが頼んだのはこれ。

甘い甘いスポンジケーキ+桃+クリームチーズとココナッツのソース。

この組み合わせで一体どんな味になるんだろうと好奇心で頼んでみたものの、絶品でした。
特に周りのチーズがとても美味しかった。日本人女子は絶対好き。4.9ユーロ。

ほかにもパンケーキやバナナケーキのプレート、サラダなどもありました。

ドリンクはカプチーノ。1.6ユーロ。

スペインはカカオパウダーがかかっているのが「普通の」カプチーノなんだとか。
(イタリアではかかってないのが普通。)
こういったちょっとした違いを知れるのは面白い。

雰囲気良し、値段もお手ごろ、味も確かなので、スイーツ好きな方にはかなりおすすめです。が、

わたしのような、「一度に食べられる甘いものの量には限度がある」という中途半端に甘いものが好きなタイプだと、最後まで美味しく食べるにはちょっと苦しい甘さです。

わたしの場合、上のプレートだったら半分で十分だったかな…という感じ。

でもパンケーキ、ポップコーンやスイーツの専門店がどんどん進出している東京の現状をみると、このくらいぺろっと食べられちゃう人がたくさんいるんだろうと思うので、総じておすすめできるかと…!

*住所
Cup & Cake – C/Tallers, 79 (Barcelona), Spain
Cup & Cake –  C/Enric Granados, 145 (Barcelona), Spain
Brunch & Cake – C/Enric Granados, 19 (Barcelona), Spain
Travel & Cake –  C/Roselló, 189 (Barcelona), Spain
Pilates & Cake –  Coming Soon – Paseo Joan de Borbó, 36 (Barcelona), Spain

たくさんあるようなので、行きやすいところを探してみてください^^


2. Marina Bay by Moncho's


スペインに来たら食べたいのがパエリアですよね。

で、キアラにおすすめを聞いたところ教えてくれたのがこのレストラン。


お店の前のボードにコースで15ユーロ弱というメニューを見つけたのですが、席についてもらったメニューにはその特別メニューの案内は何もありませんでした。

なので、事前にお店の外に書いてあるメニューをチェックして、普通のメニューしか渡されなかったら、直接聞いてみると良いと思います。

お店の中には日本人のツアーの団体客やその他いろんな国からの観光客もたくさんいました。

さて、わたしたちは外に書いてあったコースをオーダー。

パンの上に乗っていたのは一体何だったんだろう…。
まあ美味しかったからいいや。

前菜。ボリューム満点。
オリーブオイルがたっぷりかかってました。

圧巻のミックスパエリア。
二人分のはずなのに、女子二人で完食したら感心された。
どういうこと。

クリームブリュレの焦げ目がないバージョンのデザート。
これまた甘すぎ。

スーパーでもこのスイーツがたくさん売っていたので、
スペインで典型的なデザートなのかも。

このレストランに来る前日に適当なお店でパエリアを食べたのですが、全然こっちのレストランのほうが美味しかったです。

さすがバルセロナっ子に支持されているだけありました。

店員の方も観光客の扱いに慣れているようで、英語もスムーズに通じました。
フレンドリーに接してくれたのが印象的。

友人は事前に予約したほうがいいと言っていましたが、ウォークインでも問題なかったです。

バルセロナでパエリアのお店選びに困ったら、ぜひ参考にしていただければと思います。

*住所
Calle de la Marina, 19-21. 08005 Barcelona

*電話番号
93 221 15 14

2015年1月12日月曜日

ラップランドツアー / Scanbalt Experience

12月29日〜1月6日まで、Scanbalt Experienceというエストニアのツアー会社を使って、ラップランドに行ってきました。

ラップランドとは、夏に白夜が訪れる北極圏のことで、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの4カ国にまたがっています。

冬にはオーロラが見れることで有名で、もちろん今回の一番の目的。

少人数グループで企画するとコスト面でツアーを優に上回ってしまったので、今回は仕方なくツアーを利用することにしました。

ストックホルム発着だったので、ツアーの前日にがっつり観光しようとしたのですが、まあ寒くて全然歩けなかったです…。

北欧都市は夏に行くべきですね。まあ冬の景色も素敵でしたが。



さて、翌日からツアースタート。

18時間という尋常でないバス乗車時間に耐えて、最初の目的地キルナに到着。

最初のアクティビティーは、スノーモービルと犬ぞり。



ワンちゃんたちが待っていてくれたけどまずはスノーモービル。


日本でもできるのかな。
思いの外楽しかったのでまたやりたい。


途中、古風なテントで一休み。

さて、次は犬ぞり。


躍動感溢れるブレブレの写真しか撮れなかった。

正直なところ、ただ楽しむだけに来ている重たいわたしたち人間を一生懸命運んでいるワンちゃんたちに申し訳なく思ってしまいました。

動物たちに迷惑をかけなくても、スノーモービルという文明の利器で十分楽しめるならそれでいいのでは…。なーんて思っても仕方ないですね。


この日は大晦日だったので、そこそこ豪華なコース料理がディナーに出てきました。



このステーキは本当に美味しかった。

長時間のバス乗車のあと体を動かして満腹になったので、カウントダウンもせずに寝てしまいました。

さて翌日はアイスホテルへ。


なんとこのホテル、日本のさっぽろ雪まつりからヒントを得て作られたのだとか。


アイスホテル内は−5℃に保たれているそうです。



わたしは絶対嫌ですが
小さな教会もあって結婚式も挙げることができるそうです。

お次はノルウェーのナルヴィクへ。

フィヨルドと記念撮影したあと、市内中心部へ。


ナルヴィクは不凍港。
キルナから運ばれてきた鉄鉱石を船で世界中に輸出しています。

このホテルの屋上から市内を見渡すことができます。

ナルヴィクは第二次世界大戦時、2番目に大きな戦火を浴びた地としても有名です。


翌日、晴天率が高くオーロラもよく見えると言われるアビスコへ。

夜10時頃まで雲っていて、見れなくて残念だったね〜という雰囲気が夜中に一変。


うすーくだけどちゃんと見れました。
そしてデジカメでも撮れました。よかったです。

翌日、トナカイを収入源にしている伝統的なサーミ族に会いに行きました。

突然現れた50人の人間の大群を警戒するトナカイたち。

現代においても自然と共に生きる人々から貴重なお話を聞けました。
トナカイ汁もいただきました。

さて、次の目的地はフィンランドのロバニエミ。

サンタクロース村があることで有名な場所ですが、まずは市内観光へ。



市内中心部でもこんな感じです。

さて、サンタクロース村に到着。
ちなみにディズニーランド並の入場料。


この後ろの建物の中にサンタさんがいました。

東京までこんなに距離があるんですね。

ツアーは大体こんな感じでした。

Scanbalt Experienceのメリットは学生だと10%offになること、交通手段が使いにくいラップランドの観光地をたくさんまわってくれること、

デメリットはガイドが親切でないこと、何もできない土地なのに自由時間が多すぎること(ホテルでWi-Fiが使えないことも多かった)、とにかく長時間のバス移動が辛いこと、帰りは到着時間より3時間半も早い朝5時半に到着したこと、でした。

あとはほとんどのメンバーがヨーロッパ国籍で、英語が苦手だとかなりきついと思われます。


おまけ*

帰りはウプサラというストックホルムから車で1時間くらいの都市で降りました。
大学の友達がここに留学していたので。(朝6時に寮に押しかけて叩き起こすという失礼極まりないわたしを笑顔で招き入れてくれた最高の友達。)

案内してもらった街の教会の雰囲気が素晴らしかったので、その写真で記事をしめたいと思います。

記念すべき50本目の記事でしたが、今回も読んでいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。


2015年1月10日土曜日

ドイツ・クリスマスマーケット @フランクフルト / ニュルンベルク

こんにちは。

今回は12月11~15日に行ってきた、ドイツのクリスマスマーケットについてです。

フランクフルトとニュルンベルクに行ってきました。

まずはフランクフルトから。観光も楽しんできたのでその写真も一緒に載せます。


まず向かったのはゲーテの家。
街の中心にあるので行きやすいです。



この5日間で何個食べたか分からないパン。


欧州中央銀行。
留学生として、円安ストップの願いを込めて。

 さて、ここからメインのクリスマスマーケットへ。

フランクフルト名物のりんご酒。




レイマー広場、建物がかわいい。



今回フランクフルトからニュルンベルクの移動に使ったのは高速バスEuro Line
学割もあり、往復で20ユーロでした。安。
中央駅前のバス停から出発。

バス内はこんな感じ。

ただバスの時間が夜中で、帰りは車中泊となったのですが、3時間で着いてしまうので睡眠時間が全然確保できずつらかったです。

もし丁度良い時間のバスがあれば、日本からのフランクフルトの便は多いはずなので、そこからクリスマスマーケットで一番人気のニュルンベルクにバスで移動するのはかなりおすすめです。

Euro Line利用時の注意点としては、予約時に送られてくるバウチャーを必ず印刷してくること。乗車時に回収されます。
それなので、往復の場合は行きと帰りで別々の紙に印刷するようにしましょう。
(わたしは裏表に印刷してしまい交渉するのに苦労しました。バスの運ちゃんは基本的に英語が苦手なことが多い。)

あとは、Euro Lineのバス自体超長距離高速バスなので、ニュルンベルクで降りる場合は途中下車となります。終着点まで行くと別の国に行ってしまうので注意してください。
特にアナウンスはないので、到着時間を覚えておけば大丈夫です。


さて、ニュルンベルクに到着!

ちなみにここはかつてナチスの拠点となっていた都市でもあり、
党大会跡は個人的にとても楽しみにしていました。(わたしは政治学科。)


期待を裏切らない重み。


ちなみに世界大戦の状況を勉強できる博物館も一緒になっていて、日本のコーナーもありました。南京虐殺がきっちりと説明されていたことが印象的。

このほかにも、かの有名なニュルンベルク裁判が行われた裁判所にも行ってきました。

自国の暗黒の歴史をしっかりと受け止めようとするその姿勢が素晴らしい。

アウシュビッツにも行きたいな…。


さて気分を切り替えてこのあとはクリスマスマーケットへ。


陽気なおじさんたちが50cmのフランクフルトを売っていたので挑戦してみることに。


見たことのない大きさだったけど完食。


ニュルンベルクはさすがに人でごった返していました。
かき分けて歩くのにも一苦労。



個人的なクリスマスマーケットの感想ですが、2都市でも5日間あれば十分すぎるくらいです。

どちらも1日ずつあれば足りると思います。

クリスマスマーケット目的で行ったのに、ドイツのパンの安定の美味しさと戦争関連の観光のほうが印象強いです。あれれ。

何か参考になれば幸いです。

ではではもいもい。