2015年5月7日木曜日

帰国からの就活記① マーケティングとしての採用プロセス

さてさて、先日あっさりとフィンランドから帰国しました。


留学記の総括は別に書くとして、帰国した直後に開始した就職活動中に起こったこと、思ったことなど、見つけ次第書いていきたいと思います。

多分、今年度から就職活動の時期が後ろ倒しになったことで、「留学しているけど留年したくない人はどうすればいいの?」と疑問に思う人もいると思うので、参考にしていただけたらと思います。

上記の理由と、最近フィンランド留学に関する質問がありがたくも多く寄せられてきているので、留学は終えましたがとりあえずブログは続けて、いつでも質問に反応できる状態にしておきたいと思います。

また、プライベートや個人情報を含む相談をしたい方向けに、質問用のメールアドレスを作りました。aa.erika.aa☆gmail.comにご連絡ください(☆→@)。
通常使っているアドレスではないので少し返信に時間がかかるかもしれませんが、必ずお返事いたします。

「交換留学の選考でうまくいかなかったけれども、留学したい!」という学生に微力ながら希望の光を与え続けられればいいなと思います。

さて、話の主題を戻します。

今回も就活にまつわる話です。

ついこの前、説明会から面接までハイスピードで選考が進んでいった外資系IT企業の最終面接を受けてきました。

その企業は1月から選考を開始、採用人数も例年10人と非常に少ないのにも関わらず今月になっても説明会を開き、面接を行っているようでした。

「採用開始から丸4ヶ月も経ってるのに、まだ10人も決まってないっていくらなんでも遅すぎるよなぁ…」

とずっと疑問に思っていたまま、とりあえず最終面接に向かいました。

役員の方にお会いする前に人事の方と話す時間があったのですが、その方から「いや、もう実際人いらないんだよね」という雰囲気が醸し出されていました。
もうちょっと演技できないのかな。笑

そこで、「なぜ御社は新卒採用をしているのですか?」という質問をぶつけてみると、

「人材を育てることで社会貢献する意義もありますが、マーケティングという意味もありますね。」

「弊社が実際に採用する人数は非常に少ないけれども、説明会に来てくれている学生はIT業界に興味があって、弊社でなくとも結果的に同業他社に就職する可能性が高いと思うんですよね。

そういう人たちにまだ日本で知名度の低い弊社の名前を覚えてもらうということは非常に価値のあることだと考えています。」

うーん。面白いけど…。

その後、わたしの嫌な予感は的中。

役員の方との最終面接はこれ以上ないパフォーマンスで終えたにも関わらず、あっさり祈られるという結果に終わりました。

そのときは非常にショックだったのですが、冷静に考えてみると、

早い段階で実は採用者を決めている

しかしマーケティングの観点から、選考はギリギリまでやる

遅めに受けた学生はほぼ落ちる
(その中で、最終段階のほうまで残らせれば、「今どこ受けてるの〜?どこらへんまで選考進んでるの〜?」という学生間の会話で長く企業名を言ってもらえる)

その企業の認知度UP&「自分」を落としたスゴイ企業だと学生が思う

その企業のブランド力UP

という可能性も、人事担当者の態度と意見から判断して非常に高いのではないかと。

もちろん本当にわたしの実力不足で、能力が足りないと判断されたのかもしれないし、負け惜しみかもしれません。

ただ、マーケティングの話を事前にされたことを考えると、採用人数が少ないのに延々と選考を行っている会社は、このような「マーケティング」が主目的である可能性も十分考えられると思います。

わたしがここで言いたいのは、よく言われていることですが「落ちても気にしないようにしよう」ということです。

少ない採用人数で、マーケティング戦略の中でも採用されたらそれはそれで素晴らしいし、

採用されなくてもそれが「ある程度決められた事の成り行き」だと思って開き直りましょう。

就活は「タイミング」と「マッチング」が全て!
とはよく言ったものですね。
本当に、結婚相手を選ぶときと似ているのかも。(まだ知らない。)

卑屈になっているわけではなく、前向きに考えられる材料を与え、補強する目的でこの記事を書きました。

頑張ろう就活生:)

ではでは。