2015年8月11日火曜日

帰国からの就活記⑤ 終わり

こんにちは。

1日から丸1週間、朝9時過ぎから夜7時過ぎまで面接を受け続けておりました。
帰宅した瞬間に倒れ込むという日々が続き、毎日ここで報告しようと思っていたのに、三日も続かず、二日坊主でした。お恥ずかしい限りです。


炎天下の東京をスーツで動き回る体力面のストレスと、

「友達はどんどん就職先を決めてる…でも自分は全然思うように進まない…」という取り付く島もない精神面のストレスが波のように押し寄せてきて、

ぐったり疲れてるのに不安で寝つけず、

翌日フラフラしたまま早朝に体を起こし、満員電車に乗ったのち、気を張り詰めて面接を受け続ける、というルーティン。

「企業のことを調べ尽くし、自分がその企業の求めている人物像であることをアピールすれば、必ずうまくいく」「想いは伝わる!」とかなんとか言っている人もいますが、

わたしはそうだと思いません。全然。

企業研究やOB訪問の努力が実って第一志望の内定をゲット、という人も確かにいると思いますが、

わたし自身は断然運や縁の要素が強いと思っています。

なんせ、人が判断していますからね。
同じエピソードを話しても、共感する人もいればそうでない人もいるわけです。
点数という客観的基準を持つ大学受験とは訳が違います。

同じ企業でも、異なる面接官に最低3度「うん、この子は良い」と思わせるなんて普通の大学生には至難の技ですので、業界や業種を絞りすぎず受けていくことをおすすめします。

わたしは業界を絞りすぎてしまったために最後まで苦しんだので、参考までに。

わたしはと言えば、セミナーもろくに行っておらず、エントリーシートも〆切直前に出したにも関わらずオファーをくれた企業に就職することに決めました。

数社の面接官から「独特の雰囲気を持っていますね」と言われるようなわたしは、「この子はうちに合う」と思われる確率が比較的低いのではないかと推測していたので、個性的な自分を受け入れてくれるのはありがたいなと思い、入社を決心するまで時間はかかりませんでした。

「ダイバーシティ(多様性)」を推進していることを売りにする企業が増えた印象がありますが、
実態は、想定するイメージの枠内にいる学生を採ることがほとんどのようです。

これから就職活動をする学生は「絶対この御社じゃなきゃ嫌だ!」なんて決めつけずに、いろいろな場所に可能性を感じられるといいと思います。

別に新卒で就職したからといって、満足のいく人生が保証されるわけでもありません。
個人的には運命に身を任せるくらいの気持ちでいいのではないかと思いますね。


終わりに、就職活動中に思ったこともろもろを箇条書きにしておきます。
  • 不合格だった際の結果連絡が遅い。合格と不合格の連絡は同時にすべき。
  • 日本の企業は挫折した原体験を知りたがりすぎ。いくら面接官だからと言っても、初対面の人には絶対言いたくない心の傷はある。乗り越えられない傷があったっていいじゃないか。
  • 特殊な就活用語が多い。「強み」「弱み」は「長所」「短所」でいい。
  • 単位取得もままならない奴、お世辞にも性格が良いとは言えない奴が上手く行ってたりする。彼らが将来の日本のルールを決める立場になったりする。
  • 企業は、学生のメールアドレスをCCに入れるというミスを犯した場合、真剣に謝るべき。これを軽く流していた企業は、いくら大手でも受けようとする気すら起きなかった。
  • 選考日程が変わらなければ、薄手のスーツ、半袖シャツの需要はこれから一気に高まる。
  • また、留学から帰ってきてすぐに就活やろうという学生は、5月中までには帰国することをおすすめします。6月だとちょっときつそう。
  • 真夏の就活は健康にも異常をきたしやすい。経団連の方々、見直しをお願いします。留学生用に別枠(二次募集など)を設ければいいのでは?
  • 「御社が第一志望」とどこにでも言う学生と選考日程を守らない企業は嘘つきのトレードオフ?
以上です。

それでは。

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