曇りの今日、ヘルシンキは現在4℃という驚愕の気温となっております。
昨日、二週間ぶりに雨が丸一日降り、それからいきなり冬になった、ってそんな感じ。
おとといまでは普通に最高気温18℃とかあったのに…
気温ってだんだん下がるものなんじゃ…
という不満とこれからの不安はおいといて。
ヘルシンキ大学が開講している外国語のクラスに、ネイティブの留学生がアシスタントとして参加できるという話を聞き、申し込みが通ったので、
本日初めて日本語の授業に参加してきました。
フィンランド人いわく、フィンランドはコンピュータ関連で日本と繋がりが強いので、日本語を学習したい人が多いのだとか。知らなかった。
わたしの担当するクラスはJapani 1、つまり一番初級のクラスですが、
9月からクラスが始まったにも関わらず、みなさんひらがな、カタカナ、発音をマスターしておりました…。
フィンランド語もほぼローマ字読みで子音に必ず母音がくっついているので、言いやすいのかもしれませんが、レベルの高さにびっくり。
わたしもフィンランド語これくらいできてもいいはずなのに…。恥ずかしい。
授業の内容は、
- 「ほんの気持ちです」の説明
- こそあど言葉
- 日本の祝日、日本の名字
- 外来語 などなど
面白かったのは、英単語を日本語にする、という問題で、
Q1 cup をカタカナで書くとどうなるか。
あ クップ
い コップ
う カップ
え キュップ
指された生徒さんは「う」のカップを選んでおりましたが、
わたしは何も考えず「コップも正解です」と解答。
そしたら、フィンランド人の先生に、
「カップとコップの違いを絵で書いてください」
と言われて困惑。
苦しんだ結果、「カップ麺とか言うしな…」と思い、
カップをちょっと広めの器、
コップを水を飲む細めの容器で絵に表しました。
そしたらさらに、
「Mug cupやCoffee cupは?」
と聞かれてしまい、
「あー、その場合はマグカップ、コーヒーカップと言いますねぇ…」
と、あまりにも自然に使っていたため気付かなかった日本語の不思議を体感しました。
あとから気になって調べてみると、
カップは英語の「cup」、コップはオランダ語の「kop」から来ているようです。
「kop」も「cup」も語源的にはラテン語の「cupa」から来ているので
ルーツは同じなのですが、
江戸時代、日本はオランダと盛んに貿易していたので、
オランダ語の「kop」が先に入ってきてしまい、
英語の「cup」があとから入ってきたので、
この時間のずれのせいで、同じ語源にも関わらず違うものを指す、
という事態になってしまったようです。
(以上参照ページはこちら)
さらにカップとコップの違いを調べてみると、
<カップ>
取っ手があり、通常陶器でできており、背が低いのが特徴
<コップ>
取っ手がなく、通常ガラス製で、背が高いのが特徴
らしいです。
でもこの定義だけだとカップ麺には当てはまりませんしね。難しいです。
とりあえず、この問題だけを見ると解答は「カップ」が良さそうですね(汗)
来週からは、あまり考えないまま適当なことを言わないようにしないと…
と決意を新たにした一日でありました。とほほ。
それでは、もいもい!
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