実はメキシコから帰国してもう2週間ほど経ちます。
もう全てが想像を超えていたメキシコ。
あまりにも日本との相違点がありすぎて、どのように整理したら良いのか分からなかったため、滞在記を書くことを放棄しておりました。
しかし、先日母親から「(ブログを書かないままでいたら)メキシコで息絶えたと思われるかもね」と言われ、
「いや、生きてます」というメッセージも込めて、3週間半の滞在のまとめを書くことを決心しました。
知っているスペイン語は「Gracias(ありがとう)」のみ、という状態のまま、いきなり訪れたメキシコ。
みなさんが今後中南米に行ったときに、より楽しい思い出を作るために備えて行った方が良いものを以下に4つ挙げます。
全て、わたしが犯したミスを踏まえた実践的なアドバイスなので、ぜひ参考にしてみてください。
1.スペイン語
はい。迷うことなくこれが一番です。特に、わたしが滞在していたのはZumpangoという、メキシコシティから車を1時間半ほど走らせたところにある田舎町で、英語を話せる人はほぼ0。
行く場所行く場所で「¿Hablas español?(スペイン語話せる?)」と聞かれ、「No...」と答えると、
「え、話せないのになんでここ来たの?」と言わんばかりの驚いた顔をされ、その度に心を痛めることとなりました。
さらに、ステイさせてもらっていたメキシコ人の家族(知り合いの知り合い)との意思疎通はGoogle翻訳に頼り切るという状態。お互い声が出せるのに筆談。
しかし、そのGoogle翻訳もWi-Fiがないところでは無力。
その場合何が起きるかというと、わたしが知っている乏しいスペイン語語彙と顔の表情でのみコミュニケーションを図ることとなります。
以下、Gracias以外にわたしが自発的に話せた主なスペイン語文となります。
- Sí./No. (はい。/いいえ。)
- Quiero comer. (食べたい。)
- Quiero dormir. (寝たい。)
以上。赤ん坊程度の意思発信ですね。(実際に「赤ちゃんみたい」と言われた。)
こんな状態で快く受け入れてくれたファミリーに心から感謝せざるを得ません。
都市や観光地だったらもう少し英語が通じると思いますが、メキシコの40歳以上の大人は英語が苦手で、全く話せない人が大多数だと感じました。
かなり訛りは強いですが、きちんと教育を受けている高校生〜20代は大体英語が通じます。
ローカル色の強い大人とも話したい!ともなればスペイン語は必須となりますので、可能な限り勉強して行かれることをおすすめします。
2.お酒の許容量
テキーラなどの強いお酒で有名なことからも想像できる通り、メキシコ人は日本人よりもアルコール耐性があります。
パーティーに呼ばれたものなら、物珍しい日本人はまずテキーラのショットをご馳走され、その後もメキシコ産の強いお酒を勧められる機会が多いかと思います。飲むと喜んでくれるので、ある程度飲める人は日本で強いお酒を嘗めておきましょう。
どうしても飲めない、という人は頑なに拒否してください。
夜に途中で意識を失ったりすれば、日本のように安全に帰路につける保証はありません。
特に女子は細心の注意を払いましょう。
特に女子は細心の注意を払いましょう。
わたしは幸い(?)ザルなので、終始隙を見せないことに集中し、危ない目に遭うことはありませんでした。
3.サルサ
メキシコ人はお酒を飲んで気分が良くなると、音のあるところであればどこでも異性を誘ってダンスし始めます。
男性はリードしなければならないので少し難しいかもしれませんが、
女性の場合は少しサルサステップを覚えていくだけでも、男性にリードを任せ楽しく踊り続けることができるので、事前にYoutubeなどで勉強しておくことをおすすめします。
女性の場合は少しサルサステップを覚えていくだけでも、男性にリードを任せ楽しく踊り続けることができるので、事前にYoutubeなどで勉強しておくことをおすすめします。
それに、踊っている間はスペイン語を話さなくても和やかな雰囲気になるので楽です。
4.日本食
言語の次にわたしを悩ませたものが食生活でした。
何を食べても味が合わず、今までのわたしからは考えられないほど少食になり、お腹を壊すのにも慣れた生活を送った結果、
なんと4kg弱体重を落とし帰国することとなりました。
世界一の肥満国で知られるメキシコの超高カロリーな食生活を送ってこの結果になるとは…。
後日祖父に「無事帰ってきたけど食事が食べれなくて痩せたよ…」と報告をすると、心配してくれるのかと思いきや、
「もうちょっといれば良かったじゃないか」
と衝撃の言葉をもらいました。おじいちゃん…。
それは良いとして、どう考えても日本人には合わない味のオンパレードだと思いますので、
「もう何も食べられない!VIVA日本食!」となった万一の場合に備え、メキシコ人に振舞っても喜ばれそうな、カレーなどの日本食を持っていきましょう。
自分たちのためでもあります。
以下写真に収めたメキシコ料理です。
以下写真に収めたメキシコ料理です。
上に乗っているのはチーズ。
メキシコ人はこの上にさらに白くて甘いクリームをかけて食べる。
食欲失せないのかな、この色。
羊肉(ほぼ生)。
羽のついた虫を調理したお菓子。
虫だと知らず食べさせられた。
(味は思ったより悪くなかった。)
つまんで持っているものもお菓子。
色がどう考えても食べ物ではない。
袋に入っているのは上の写真の虫を詰めたもの(メキシコ人完食)。
ちなみに手で食べる。
タコス。
この緑色のソース、何度挑戦しても口に合わず。
モレ。
写真では美味しそうに見える。
もう全然分かんない。
辛いスープ。
なぜ白身魚に甘いマンゴーソースなのか。
白米との相性も悪い。
灰皿ではなく、ビールです。
コップの縁についているのは唐辛子。
5.スケッチブック
メキシコ人は本当に家族のことを大事にしています。
お世話になった家族みんなの似顔絵を描いてプレゼントしたら泣いて喜んでくれました。
(スペイン語が話せなかったのでこの方法しか思いつかなかった。)
時間があれば、おすすめします。
彼らの家族に対する想いを目の当たりにして、わたしも祖父母を訪ねる回数を増やそうと思いました。
わたしにとっては、言語や食べ物など、文化面での問題が多い旅となりましたが、
何より「人間形成の中核は家族」という認識を再確認した重要な契機となりました。
「家族」という存在意義を考えること、
フィンランド留学、就職活動、メキシコ滞在を経て、引き続き人生のテーマとなりそうです。
それではまた。
お世話になった家族みんなの似顔絵を描いてプレゼントしたら泣いて喜んでくれました。
(スペイン語が話せなかったのでこの方法しか思いつかなかった。)
時間があれば、おすすめします。
彼らの家族に対する想いを目の当たりにして、わたしも祖父母を訪ねる回数を増やそうと思いました。
まとめ
「メキシコなんて危ない」と行くのを躊躇う人も多いかと思いますが、夜に一人で歩かないようにする、などきちんと注意を払えばそんなに心配することはありません。わたしにとっては、言語や食べ物など、文化面での問題が多い旅となりましたが、
何より「人間形成の中核は家族」という認識を再確認した重要な契機となりました。
「家族」という存在意義を考えること、
フィンランド留学、就職活動、メキシコ滞在を経て、引き続き人生のテーマとなりそうです。
それではまた。
フィンランド留学を考えた時からブログを読ませてもらっています。フィンランドだけではなく様々な情報を面白く提供してくれてありがたいです^^
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